えいごの時間 vol.1 —めぐちゃんの「TOEICテスト書きこみノート」

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第3のidea KIOSK=献本棚に新しい本が加わりました。
10月20日に発売された、「TOEICテスト書きこみノート ―リーディング編―」と「TOEICテスト書きこみノート ―リスニング編―」。
青りんご色とブドウ色の表紙が目に鮮やかなテキストブックの著者は、MOVメンバーのめぐちゃんこと富岡恵さん。独特の方法で行う英語のパーソナルトレーニングや「自分にあった学び方診断セミナー」、大学での講師業と並行して、これ以前にも既に5冊のテキストを執筆、刊行されています。
そんなめぐちゃんはオープン当初からMOVを利用してくださっている古参メンバーのうちのお1人でもあります。
今回は新しく出版された本のこと、仕事場としてのMOVのことなど伺ってみました。
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―――出たばかりの本を前に感慨も一入かと。まず最新刊のことを聞かせてください。
めぐちゃん(以下M): 一番初めに「文法編」と「単語&熟語編」の2冊を、その次に、より初級の「入門編」と上級にあたる「全パート攻略編」を執筆しました。初・中・上3段階のレベルがあって、今回の「リスニング編」と「リーディング編」はそれを補う内容。この2冊を書いた一番の理由はみんなの学び方が「音派」と「文字派」の2パターンに分かれるということ。だから手に取りやすい方、やりたいと思った方のテキストからやってほしい。どちらから始めても最終的にはつながるけれど、とっつきやすさはとても重要なので。
そして、とにかく遊び心満載のテキストです。
―――例えば、「talk about it」をカタカナ音「トーカバウリ」に置き換えた問題とか?
M: そう!みんな楽しんでくれて授業でも「もう1問ください!」と声が上がります。
日本語と英語って言語としてものすごく離れている。「くっつく音」の練習ページでは、英語と日本語は違うんですよ、ということを一番言いたい。本人は英語っぽく発音したつもりでも「まだまだ英語に聞こえません日本語です」というのを伝えたいけれどうまく伝わらない。これは大学の授業の中で気が付いたこと。「トークアバウトイット」じゃなくて「トーカバウリ」。その方が言語の音にぐっと近くなる。この方法でネイティブっぽく話せるようになって英語が面白くなったと言ってくれる人が増えました。
そうするとテキストにも反映させて、もっと多くの人に伝えたくなる。出版社からは「ホントにこのカタカナ語をテキストに盛り込むんですか?」なんて言われたけれど、この練習は絶対入れて下さい、と言って引かなかった経緯があります。
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―――このシリーズはどんなテキストですか?
M: 最初の2冊「文法編」と「単語&熟語編」はとにかく取り組みやすいように余白をガンガン入れて作りました。でも、このテキストが難しい人も簡単と思う人もいるだろうと思ったので、より簡単な層の「入門編」と、より上の層の「全パート攻略編」の2冊を作ることに。
だから入門編はさらに絵が多い。なんていうか「じわ〜っと」やってもらいたいと思っています。絵本のような感覚で進めてもらいながらも、実は知っていて損はない内容のものにしよう、というのがこの入門編です。
上級編の「全パート攻略編」は逆に余白がガクッと減ります。これは最終レベルなので、字が小さくて、情報が詰め詰めです。ギュウギュウに詰まったテキストの方が「やった!」という達成感がある、という方も。でも大抵は先に簡単な方からやって自信つけて、次のレベルに進みますね。
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―――シリーズ6冊を並べると見事にめぐちゃんの人柄と服装を表すレインボーカラーですよね。
M: こういうデザインの英語テキストは他になくて、出版社のひとも「斬新すぎるからどうかな、売れるかな」と。後で聞いたことですが多少なりとも一か八か、博打みたいなところがあったようですね。
イラストは目一杯入れて、一目で「広い!」って思うくらい余白もふんだんに取っています。これがやる気を引き出すのにとても重要なこと。このことも大学で教えている時に気づきました。
自分で本を作るなら落書きしてもいいから、「あ、これならすぐ出来そう」と思えるようなものにしよう、と。私が対象にしてるのは初心者の方だから、本見ただけでうんざりというのをできるだけ払拭したい。いろんな工夫を凝らして、ちょっと遊べる要素をいれたりして。
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―――中学の時の教科書は絵が多くて余白も多くて、何だか楽しげな空気感を醸し出していたけれど・・・
M: 高校で急に「難しい空気」に変わる所為で、その時から英語が嫌いになる人がとても多い。そういうのを何とかしたい、という思いで本を作っています。
この本のイラストを描いてくださっている加納徳博さんもその意図を汲んでくださっていて。とにかく遊び心がある、できるだけヘンテコリンなイラストを描く方を、と思ってお願いすることになりました。
ページによっては下絵を描いて「こういうコマで」とお願いしたものを、加納さん流に解釈して描いて頂いています。初めの頃はシチュエーションを考えて下絵を描いて、何だか「漫画づくり」みたいでした。
MOVからも色んな刺激を貰ってます。ここには遊び心のあるひとが多いし、職業も不思議だし。私が本をつくる上で遊び心と笑いは重要なことなので、MOVからもその刺激を受けています。
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―――根幹の方法論は変わらないにしても、パーソナルトレーニングや大学の授業と、執筆という仕事は、アウトプットの形が違うように見えるのですが、めぐちゃんにとって違いはありますか?
M: 反応が返ってくる時間が直ぐなのか、時間がかかるかの差はあっても、あまり違いは感じません。
根本は人に伝えたい、という気持ち。
テキストは授業やレッスンでも使うので、不特定多数に向けて書いているというよりも、具体的な相手を思い浮かべています。「あ、この内容はあの人絶対やった方がいいな」とか。それが集まって一冊になった感じです。全部「人」というキーワードでつながっている。
このテキストを使ったらこういう授業ができそうだ、というアイデアも思い浮かぶし、このページ詰めすぎてしまった!なんていう振り返りもレッスンや授業の中でしていて、それが次の本につながっています。
英語のテキストを手にするのに、「イラストが良くて」とか「表紙の色が格好良かったからジャケ買い」とか、きっかけはそんなことでいいと思います。
内容の濃さやきっかけが重要ではなくて、「1冊終わらせた」経験と実績が大切。先程も話したように、余白が多いからどんどん進むということがとても大事だと思っています。なかなか先に進まないつらさも、同じところばっかり間違える悔しさも、当然私も経験済み。だからこそ「でも楽しいやり方はあるよ」ということを伝えたい。「楽しみながら1冊テキストを終わらせた」経験ができるように本をつくることが、英語を身につけたいと思っているひとへの応援になるかなと思ってます。
―――次回はめぐちゃんから見た「仕事場としてのMOV」について上げたいと思います。
そして11月12日(木)には、「【出版記念】メンバー限定シークレットライブ」を特別開催してくださいます!参加したいMOVメンバーの方、まだ間に合うかも!こちらから申し込みください。
m.aoyama

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